2016

05.21

読んだ本

ひさしぶりにー

「営繕かるかや怪異譚」小野不由美
十二国記の新刊どうなってるの?と思いつつ…でも面白かったです。
蟲師の人が表紙描いてますが、蟲師とか百鬼夜行抄好きな人にめっちゃおすすめ…
シリーズ短編の怪異譚なんですが、じわっとした怖さに加え、怪異を退治するわけでも和解するわけでもなく、不具合を解消するだけ、っていうのが日本的なホラーっぽくて面白かったです。
主人公?は営繕屋(家の修繕屋)の尾端ですが、視点人物は依頼者の方なので毎回変わります。
シリーズ化?してるみたいなので続刊出るのかなー

「アンと青春」坂木司
和菓子のアンの続編です!(坂木司を初めて読む人にはぜひおすすめしたいタイトル…)
最終話はちょっとパズル系謎解きすぎる感じはありましたが、それ以外はいつも通りの日常系謎解きで面白かったです。今回アンちゃんが別の店の男性と知り合いになり、それに立花さんがちょっと嫉妬してるのがニヤニヤした…!

「真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者」大沼紀子
今回ずしっとボリュームたくさんです。ポプラ文庫ってわりと児童書寄りのレーベルでは…と思ってたけど、えっえっそういう展開ありなの…!?って希実ちゃん不憫すぎないか…!
今回は希実ちゃんの父親を名乗る人物が現れ、すったもんだがありますが、希実ちゃんの母親に対する傷がはっきり表に出てしまう回でもあります。希実ちゃんめっちゃ健気でせつないんですが、弘基との距離がどんどん縮まってるので、正直言って、も、もえ…
あと一冊ぐらい出るのかな?

以下まんが
「千歳ヲチコチ 8」(完結)D・キッサン
ついに完結しました~~~!!!
やっぱり二人が出会ったところ(もうちょっとあるけど)で終わりましたね。ずっとニアミス展開もめちゃくちゃ萌えてましたが。連載読んだ時も思ったけど、まさかチコ姫が乙女な反応をすると思わなくて、めちゃくちゃ可愛かったです…!
書き下ろし四コマ、MOEだった…(笑)
この作品、ほのぼのとかじれじれとかギャグとかも好きだったけど、平安時代の雰囲気めっちゃ良かった…!

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    2016

04.16

クレヨン王国

クレヨン王国春の小川/福永令三
久しぶりにクレヨン王国読み返してるけど、やっぱり春の小川めちゃくちゃ良い…
基本的に明るくて楽しい話なんだけど、大人になって読むとめちゃくちゃ泣けるわ。
クレヨン王国に迷い込んだ和子が、駄目にしてしまった気象プログラムの責任を取って雪女のミーシャを保護することになってしまう話。
でも怠け者の三日月様の話が主題で、終盤の展開がすごく上手いんだよな~

クレヨン王国は基本的に王国内の話と、王国に迷い込んでしまった子供の話があって、だんぜん後者の方が好きです。
いつの間にか違う世界に迷い込んで、そこで何かを得て帰って来るっていうのが良いんだよな~~
たまにすごいせつない話があるのも良い…短編だと大人の話もあったかな
花ウサギ、パトロール隊長、白いなぎさ、七つの森、109番目のドアがすき…
逆に現実世界の方がメインの話もあって、まほうの夏、黒の銀行、茶色の学校も良かったなー
水色の魔界はちょっと毛色が違ってて、大人も一緒に向こうに行くのが変わってるしホラー風味で不気味な感じ。でもラストが泣けるんだよな…

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    2016

03.17

読んだ本

本の感想最近全然書いてないな~と思います(本は読んでる)
去年ロビン・ホブのシリーズ読み終わったときに書き留めたのがあるので張っておきます

「白の預言者」(全4巻)ロビン・ホブ
道化の使命三部作の完結編です。シリーズ最初から読み直したわ…さすがにファーシーア三部作からは読まなかったけど。
ほんともうこのシリーズは主人公の扱いがひどい!
王家の血も秘密の能力も払った犠牲も命を懸けた使命も成し遂げた功績も友人も自分の生死も全部秘密にしなきゃいけない主人公とはいったい。普通のヒロイックファンタジー期待するとものすごい勢いで読者は裏切られるよ!(笑)あらゆることが報われなさすぎて残酷すぎる。そして愛に満ち溢れていてとても泣けます…
道化の使命三部作は、最初から最後まで道化たっぷりだよ!そして道化の使命とフィッツの触媒としての役割が終わる物語でもあります。道化とナイトアイズが好きなら泣けるけど最後までとてもよく活躍してくれて感動だよ。
ここまでキャラを複雑に魅力的に書ける人知らないぐらいすごい作家です。
どんな人とも決して完全に分かり合うことはないのだという思いを感じる。相手には相手の目的や優先すべきことがあって、それがときに主人公を裏切ったり失望させたりする。だからといって愛がないわけじゃないところが泣ける。
フィッツが息子や娘をどれだけ愛してるか全然相手に伝わってなくてお前らひどいよ!って思うんだけど、それと同じぐらいフィッツもシェイドやブリッチの愛を理解していないのではないだろうか。そしてペイシェンスの愛は乱暴で率直でとても好きです。
でも道化とナイトアイズはフィッツを丸ごと受け入れて丸ごと愛するんだよね…偉大な愛だ…
個人的にどうしてもモリーだけは魅力的だと思えなくて、何故かというと主人公が愛する女性にしてはあまりに釣り合わないと思ってたからです。それは身分がないとか能力がないとかそういうのが理由じゃなくて、主人公を理解しないから嫌だなあと思っていた。
でもケトリッケンや道化との愛情の関係がとても素晴らしいがゆえにそれが恋愛になったら壊れることもよくわかるので、モリーはそういうためのキャラなのかもしれない。同様に主人公の養い子があまりにも主人公を理解しないので苛立ったけど、それもポジション的には必要なキャラなんだよなあ。
前シリーズであまりにも多くのものを奪われた主人公が、今回はもっと大事なものを一つとならず失ってゆくのは辛すぎる。でも、最後に主人公が満ち足りる方向にもっていくのがすごい…辛いけど許せる…
結論:泣けます。

ちなみに新シリーズあるらしいけど邦訳は絶望的らしいね!(泣)

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    2014

11.27

読んだ本

月日が経つのは早いでござる…
とりあえずやっとこ宮部みゆき読み終わったぜ

「ソロモンの偽証」(全六巻)宮部みゆき
とある中学で一人の男子生徒が亡くなり、彼の死は事故なのか自殺なのかそれとも…という謎を追及する物語。
実は一巻の前半でその事件が起こるので、全編通してその謎を追っていくことになります。それで飽きさせないところがすごい。その事件が周りに影響していくので、ドミノ倒しのようなその過程を見る話なのかと思ったけど、最後はちゃんと死の謎に切り込んでくれます。
ちょっとネタバレになってしまいますが、第二部からはいつまでもわからないその死の謎を自分たちで解決しよう!という学校内裁判を起こす動きが中心になってきます。
ここで中学生という年齢設定はほんと絶妙だなと思う。小学生ならここまで複雑なことはできないし、高校生以上なら一人のクラスメイトのためにここまで気持ちと労力を傾けるのは難しい。もっとドライになってしまうか、逆に本格的になりすぎて自分たちのテリトリー内で話が収まらないと思う。件の彼とその友人の会話も、嘘くささ(フィクションっぽさ)が混じりにくいのは中学生だからだと思う。中学生ってほんと不思議な年代だわ。
キャラクターがどれも魅力的で、群像劇的なものを書くのがほんと上手い作者さんだと思います。みんな一面だけではわからないパーソナリティがあって、それの描き方が巧い。万能に見えるキャラでも、それが崩れる弱さとか子供っぽさとか見えるのが良かった。
ストーリーの展開自体を読むのはそこまで難しくないんだけど、それに対するキャラクターの反応が全然読めなくて面白かったです。
ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)
(2014/08/28)
宮部 みゆき

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まんが
「エビアンワンダーコンプリート」おがきちか
エビアンワンダーとその続編エビアンワンダーREACTを一冊にまとめたものです。続編とはいえ、エビアンワンダーはほんとに途中で終わっていて、REACTの方を読まなければまったく話が完結しないということがまとめて読んでよくわかりました。(本編だけ読んで続編読んでない人はものすごくもったいない…)
主人公のフレデリカは悪魔と契約した代償に、悪人の魂をエネルギーとして地獄に送っている。少々子供向けではない内容が入りつつちょっと渇いた感じで進んでいく話で主人公がちょっとヒーローっぽくてかっこいい。と思ってたら、REACTの内容に入るとフレデリカが契約を清算する流れになっていって面白かった。ラストがすごく良くて、こういう話大好きだ~~~ もうちょっとラストの余韻が欲しかったのですが、その分最終話後が巻末おまけ的に載ってたので堪能しました。その後が知りたいわ…
エビアンワンダーコンプリート (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)エビアンワンダーコンプリート (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
(2014/10/25)
おがき ちか

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    2014

09.27

読んだ本

「天の梯 みをつくし料理帖」高田郁
みをつくしシリーズ最終巻です! 長さ的には綺麗に終わったんじゃないかな。
ストーリーとしては、最終巻だから劇的なことが起こるという印象はなかったです。むしろ始末をつけて終わらせる巻というか、静かに終わった感じでした。
恋愛的な展開は期待してたのとは違ったので、うーんという感じでしたが、一巻から伏線張られてるのかな?と思うといろいろ気になって読み返したくなってしまいます。
ラストに物足りなさも感じたのですが(もっと読みたい的な意味で)、番外編が出るっぽい感じなので、楽しみにしてます。
天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)天の梯 みをつくし料理帖 (ハルキ文庫)
(2014/08/09)
高田 郁

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「烏に単は似合わない」阿部智里
平安風異世界ファンタジー。勾玉シリーズとか好きな人にはいい世界観だと思います。
しかし松本清張賞を取った作品だということは忘れてはいけない…
というのもファンタジー世界を楽しんでいたら、突然血生臭い展開が入ってきて、取り残されたような気分になってしまったからです。
終盤につれてだんだん雰囲気が不穏になってくる。
世界観にのめり込んでいた身としては、真相に納得いかない!感じもあるのですが、この世界設定がいいのでシリーズの新刊が読めるのを楽しみにしてしまう。(というかこの設定で少女小説的なものを読みたかった…)
烏に単は似合わない (文春文庫)烏に単は似合わない (文春文庫)
(2014/06/10)
阿部 智里

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「下町ロケット」池井戸潤
いまさらですがー読みました。同作者の空飛ぶタイヤが好きな人には安心しておすすめできます。
タイトルから、町工場でロケット作成を夢見る、夢を叶える的泥臭い青春?物語なのかと思ってなかなか手に取れずにいたのですが…
予想に反して、いつもどおり企業VS企業的な感じが面白かったです。初っ端から大企業に訴えられて進退窮まった展開が利いてる。
下町ロケット (小学館文庫)下町ロケット (小学館文庫)
(2013/12/21)
池井戸 潤

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「風にも負けず粗茶一服」松村栄子
雨にも負けず~の続編出てたのか!知らなかった!
茶道の家元の長男が、家を継ぐのが嫌になって家出する話が前作です。しかしこの主人公、続編になっても家に帰ってない(笑)
今作では主人公が比叡山の寺で修行する話になってます。だんだん野生に目覚めてる主人公が頼もしくて面白い。
しかし主人公の視野が広くなったというか他人が見えるようになってるというか、前作始めと比べた主人の成長っぷりがたまりません。ただ前作と比べて主人公のストーリーに焦点が当たってないかなという感じはする。
前作すごく好きなんですが、今作も面白かった。
風にもまけず粗茶一服 (ポプラ文庫ピュアフル)風にもまけず粗茶一服 (ポプラ文庫ピュアフル)
(2014/01/04)
松村栄子

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以下ラノベ
「シュガーアップルフェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精王」三川みり
ついにシリーズ完結です!
イラストと作品の雰囲気がよく合ってたシリーズだった。そして、作者はほんとピンチな展開を作るのが上手い…
今作が特別に最終巻というよりラスト三冊ぐらいが一つの流れだったような感じです。
個人的には両想いになる前の方が好きなんですけど、一巻の最初からあった、妖精が奴隷で人間が使役者という一つの課題が最終巻までずっと流れとしてあったのは良かった。
だらだら続きすぎずちゃんと終わってよかったです。最後の最後はちょっと駆け足っぽくさくさくーっと終わってしまったような気がしますが(笑)
少女小説はいつも読んでるわけじゃないのですが、ときどき読みたくなるのでまた気に入るシリーズを探したいなあ…(現在は追っているシリーズがないので)
シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精王 (角川ビーンズ文庫)シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精王 (角川ビーンズ文庫)
(2014/08/30)
三川 みり

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