2012

04.15

FF12 プレイ感想

ファイナルファンタジーXII
シリーズ内ではそんなに人気ないみたいですね。中古1000円もしなかった。賛否両論の評判はいろいろと聞いていたのですが、キャラデザと世界観が好みっぽくて前々からやってみたかったのでプレイしました。
えーこれ面白いやん…! 好きです。

・ストーリー
主人公のヴァンは王都に住む孤児で、空賊に憧れる少年。ところがこの国が、戦争に負けていわゆる属国状態になっています。なんとか王家に主権を取り戻そうとする反乱軍、王家の宝を狙う空賊、大国同士の戦争、そんな流れに主人公も巻き込まれていくことになります。
一庶民にとっては支配者が誰であろうとあんまり関係ない(強い情動を感じない)みたいな序盤の雰囲気がなんだかリアルでしたね。

・雰囲気とか
世界が広く見えるようなプレイ感でした。ワールドマップ移動はなくて、フィールドを延々切り替えて進んでいくかたち(ポイント間のワープは使えます)。フィールド切り替え先の景色が見えているとか、侵入不可の場所も基本的には柵とか段差とかで行けないだけであって、その向こうのグラフィックも丁寧に作られているので解放感や奥行きがあります。スティック回して空を見たり崖下覗いたりするのが楽しい。グラフィック自体もすごく綺麗で天気の変化もあって、雨が降ったり砂嵐になったりします。水辺に映った雲も綺麗だ。
キャラモデルはリアルを追求しすぎず、顔は2Dのデザインと混ぜたような感じなので、違和感もなくて入りやすかったです。キャラデザは天野さんでも野村さんでもないし、音楽も植松さんじゃないので、そういう意味ではFFのナンバリングの中でも毛色の違う作品なのかなと思います。
音楽担当の崎元さんは、タクティクスオウガやオーディンスフィアを担当しておられた、すごく雰囲気のある音楽を作る方です。キャラデザの吉田さんはタクティクスオウガやFFTのキャラデザをされていた方のようです。ディレクター・キャラデザ・サウンドクリエイター・世界観とかがFFTと共通しているのかな。

・システムとか
敵は可視化されていて戦闘はそのままシームレスで入るので、バトル専用画面に切り替わったりとかはしません。半オートなので慣れるまでは戸惑いますが、それなりに楽しめました。キャラのアクションは細かい命令の組み合わせで設定します(ex:HP50%以下の味方を回復)が、コマンドで具体的に指示することもできます。
また、戦闘中でもキャラの交代(戦闘不能状態でも可)、装備の付け替え、スキルの獲得等がペナルティ無しで行えます。
魔法については回復や補助は命令を設定しやすいので重宝しますが、攻撃魔法は設定しにくいのであんまり使わない気がします。(MP尽きるまで撃たせるかコマンドでいちいち入力するかどっちかになりやすい)
いわゆるスキル獲得法で、戦闘後にもらえるポイントを振り分けて、特定の武器や防具を装備できるようになったり、特定の魔法を使えるようになったりします。キャラごとに制限はなく、どのキャラをどう育てても自由。
私は熟練度制が好きなのですが、スキルポイント制も結構好きなので楽しかったです。
ところで終盤になってから知ったのですが、武器は数値上の攻撃力=実際の攻撃力にはならなくて、魔力が高いと強くなったり素早さが高いと強くなったり、武器によって違いがあります。銃は弱いと思って使ってなかったら実は防御力無視の攻撃ができるんだそうで、使ってみると強かった… 攻撃力100のハンマーで700ダメージ→攻撃力50の銃で2000ダメージとかだった…つええ。(弱点属性の攻撃だと6000ダメージとか…)
理解及ばず平凡な遊び方しかできませんでしたが、戦闘システムは理解すればするほど奥が深く、慣れた人にはボス戦でもガンビット(命令)だけのオート戦闘で賄える戦術ゲーだとか。おとり役・盾役を作るといった役割分担は、オンラインゲームをやってる人には理解しやすい戦法なのかもしれません。ちなみに追加要素有りのインターナショナル版はジョブ固定という制限をわざと設けて、役割分担を意識しやすいように作られているそうです。

・キャラとか
主人公が空気とか言われてますが、脇役の物語だと思えば別に気になりません。バルフレアと出会ったときに主役は俺だと言われる(おまえは脇役だというメタ発言をされる)からなあ。確かに姫との絡みも少ないですが、幼なじみとキャッキャしてるのはかわいいし見てて和む。ストーリーの軸が王家の主権を取り戻す的な感じなので、まあなんの関わりもない主人公が絡まなくてもしょうがないというか。イメージとしては、勇者ご一行が訪れた先の村の少年(主人公)が旅についてきた…ぐらいの脇役感でしょうか。
賛否両論あるのはわかりますし、主人公に自己投影するタイプの人だとつまらないかもなあとは思いますが、このあたりは好みの問題かと思います。私は楽しかったです。それにラストは充分主人公っぽかったよ…!
キャラデザも好きなんだけど、バッシュのファッションセンスにだけは苦言を呈したい。肌チラに半ズボンて。バルフレアは保守的な格好してるのに…どうしてそうなった。(※追記:あり合わせの服を着たらこうなった、ってことらしい)
ヴァンの声(滑舌とか)がよくネタにされてますが、聞いた限り、そんなに気になりませんでした。パンネロもだけど、素朴な感じでそんなに悪くなかったと思う。周りが上手い人で固めてるので、違いが目立つのかな~と思うぐらいです。
近年やったゲームに小山力也さんがよく出てくるので(バテンカイトスII、ラストランカー、ティアクライス、戦国BASARA3、DOD2、TOV)、やたら反応するようになってしまいました(笑)。あのお声が入ると三割増しでカッコよく見えます。…ところでやたら幸薄いキャラばかりのような気がするのは気のせいですか。

・サブイベントとか
ストーリーとしては一本道なのですが、ついつい寄り道をしてしまいます。
モンスター退治を引き受けたり、頼まれたものを届けに行ったり、敵が強すぎて通れなかったマップに再挑戦してみたり、それだけで一時間や二時間は軽く費やしてしまいます。もちろん、行かなくてもストーリー上にはなんの問題もないのですが。
そういったサブイベントは基本的にお使いイベントなので、サイドストーリー的な一面はほぼありません。が、それなのについついやってしまう感じが楽しかったです。モンスター討伐以外のサブイベントは、リストがあると親切だったかなと思います(貴重品リスト見ればある程度わかりますが)。ダンジョンのもっと奥に行ける、鍵を手に入れるサブイベントとかもあります(もちろん敵はむちゃくちゃ強いです)。
パーティがあまり仲良く見えないという批判もあるようですが、気になりませんでした。というのも、イベントで特定のキャラ同士がしゃべっていることが多く、主人公からしてどのキャラとも絡むという描写があまりないからなのですが、基本的に主人公が本筋そのものに関わっているわけではないので、ストーリーの会話イベントにあまり絡まなくても仕方ないかな…と(主人公がただの少年であり、他キャラが経験豊富な大人なので意見を求められるようなこともない)。
テイルズのような、サブイベントでのキャラ会話とかがないので、描写が足りないと言われてしまうのかもしれません。個人的には、描写が必要最小限になっているだけであって、プレイヤー側での補完は充分可能だと思います。こういう、行間を読む的なのは好きだな。

面白かった~
エピローグも可愛くて好きだし、エンディングスタッフロールのイラストも良かったです。
DS版の続編?もプレイしたいな。
ファイナルファンタジーXII(特典無し)ファイナルファンタジーXII(特典無し)
(2006/03/16)
PlayStation2

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シリーズ内で地味とか物足りないとか描写が足りてないとか言われる作品が私好みなことが多い気がします。(幻水4、遙か4、WA4、TOR、アニメならガンダム00)
良いと思うんだけどなあー

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