2011

05.07

読んだ本

「キラレ×キラレ」森博嗣
満員電車の中、女性が刃物で切りつけられる連続事件が発生。鷹知がその件を調べており、小川たちはそれを手伝うことになる。手探り状態の中、被害者たちの意外な共通項がわかり…という話。
ストーリーが好きなのはS&Mシリーズ、キャラが好きなのはGシリーズなのですが、このXシリーズも人間関係が面白いなーと思います。事件(推理)自体は割とオーソドックスなタイプですが。
いままでの大学生メイン、というのと違って主人公が三十代(かな?)の女性、というのが面白いなあと。その微妙な年頃ならではの女心というか、椙田は年上すぎ真鍋は年下すぎだけどなんとなく意識してるとか鷹知にも期待してる感じが面白いし、嫌味な感じがなくていい。社会に慣れててスマートな感じがいいね。
キラレ×キラレ CUTTHROAT (講談社文庫)キラレ×キラレ CUTTHROAT (講談社文庫)
(2011/03/15)
森 博嗣

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「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
頁数が多いので、むむむ…と思って読み始めたけど、面白かった!
新首相のパレードの最中、その首相が爆弾によって殺される。そこで犯人だと断定された男(主人公)は、まったくの無実だった。その逃亡劇を描いた作品。
伊坂さんの作品は、登場人物がからっとしててドタバタっぽい要素もあるので、感情移入とかあんまりしないで劇みたいに眺めてる印象があるのですが、ときおり、すっごい切なかったり、世間とか権力って怖い、とぞっとするのを感じさせたりする。文章が淡々としてるから余計に効果的。伊坂作品の切なさは、「これは過去の出来事でもう終わってしまったことなんだ」っていう切なさな感じ…
この作品は結局、重大なことは何も解決してなくない?と思わせる終わり方なのですが、物語の締め方がすごく小気味良くて好きです。ここぞ!というところの台詞や単語のチョイスが、伊坂さんめちゃめちゃセンスいいわーと毎回思わされます。郵便のシーンが素敵すぎる…
ゴールデンスランバー (新潮文庫)ゴールデンスランバー (新潮文庫)
(2010/11/26)
伊坂 幸太郎

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「ミストボーン 1~3」ブランドン・サンダースン
三部作の一作目です。伏線の張り方が見事でラストがすごくいい、と評判だったのでとりあえず第一部買ってみました。
奴隷階級の民族、スカーたちが反乱を起こし、支配王を倒して自由を手に入れようとする話。
いわゆるハードファンタジーですが、視点がほとんど主人公の少女に固定されていて、主人公の状況も把握しやすくなっているので、とても読みやすかったです。
剣と魔法ファンタジーとはちょっと違っていて、いわゆる魔法というのはあるのですが、それは自分や相手の精神や肉体に影響を与えるか、金属を押したり引いたりするか、という効果しかなく、しかも燃料がなければ使う事ができません。敵もその魔法を使えるので、どう力を使ってどう余力を残すか、という駆け引きだったり、肉体を強化して戦うアクションがあったりで楽しめます。
主人公のヴィンが一生懸命で頭も良くて、応援したくなります。虐げられる地位から抜け出そうとけなげにもがきつつ、何度も敗北して痛い目に遭いますが、いくつかある見せ場では胸のすく活躍を見せてくれます。
とりあえず次は第二部のミストスピリットを読む!
ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国 (ハヤカワ文庫FT)ミストボーン―霧の落とし子〈1〉灰色の帝国 (ハヤカワ文庫FT)
(2009/05/05)
ブランドン サンダースン

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以下ラノベ
「グウィノール年代記1 <呪肉>の徴」縞田理理
縞田さんの作品面白いよ!と聞いたので試しに買ってみました。
文章も巧いし、するするっと読めて面白かったです。
呪肉と呼ばれる謎のできもの。それが身体に出来ると審問官に連れて行かれ、切り刻まれてしまう。主人公メルはある日自分の左腕にそれを発見し、ひた隠しにしていたが審問官に見つかりそうになってしまう。そのピンチを救ったのは、大公の姫、アラストリナだった。
強くあろう、とする少女たちが出会って絆を深めていく様子が好きです。芯がしっかりしてて頭がいいところも好感が持てる。
魔法に関する謎が少しわかりかけていたところ、逃亡劇の途中で次巻に続くになってしまいます。き、気になる…!
“呪肉”の徴―グウィノール年代記〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)“呪肉”の徴―グウィノール年代記〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
(2010/11)
縞田 理理

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ゴールデンスランバー買ったの5ヶ月前だったよ!
最近、表紙買いとかなんとなく買った本はすぐ読んじゃうのに、狙って買った新刊は数ヶ月読まずに積んであることがしばしば…何故だ…
海堂さんの未読新刊は2冊になっちゃったし有川さんの新刊もまだ積んでるし万城目さんの新刊はいつ読もうかね。小川一水さんは7冊積んでて1冊は読んだ、4冊は完結してから読む(つもり)、1冊は単行本持ってて文庫版買った、な(書き下ろし短編ついてるっていうから…)

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