2017

05.17

オーリエラント

乾石智子さんの一大ファンタジー、オーリエラントシリーズをちょこちょこ読み直したので整理してみた
バラで読んでたからよくわかってなかったけど、まとめて読んだらちょっとわかったぞ~

まずオーリエラントにはコンスル帝国とイスリル帝国という二つの帝国があって、それぞれの年代で話が展開される。(別の年代で同じ人物が関わってたりもする。)
「魔道師の月」のテイバドールの話は(コンスル帝国に対抗して)イスリル帝国が誕生するきっかけの話。(「夜の写本師」はコンスル帝国が滅んだあとの話。)(「沈黙の書」はオーリエラント誕生の古代の物語。)
「魔道師の月」がわりと要の話なので、それを読んでいると全体図がわかりやすい気がする。

「魔道師の月」のキアルス=「夜の写本師」でギデスディンの魔法を生み出したキアルス、キアルスの生まれ変わり=「夜の写本師」のケルシュ。
「魔道師の月」のレイサンダーの子孫=「太陽の石」のイザーカト兄弟。「魔道師の月」のレイサンダーが持ってた肩留め=「太陽の石」のデイスが拾った石、レイサンダーの生まれ変わり=デイス?
「紐結びの魔道師」のエンスがかつて所属していた神が峰の戦士団=「太陽の石」のイザーカト兄弟のヤエリが作った騎士団、「夜の写本師」の四大魔道師の指が欠けた男(カッシ)=「紐結びの魔道師」のカッシ、「夜の写本師」のカリュドウの親方(イスルイール)=「魔道写本師」のイスルイール。
ってことかな~~すっきりした。

乾石さんの話って、わりと残酷だったり、陰惨だったり、痛ましかったりするシーンも盛り込まれてるんだけど、なんかあんまり鬱って感じはしない。個々のキャラに入れ込むよりは、大きな流れをそのまま受け止めるような物語。
ところでオーリエラントの魔道師たちの文庫版って書きおろしあるの??買わねば…


乾石さんの話ってまさしくファンタジーというか幻想譚というか、世界観そのものが魔法がかっている。想像というか幻想というか形のないもの?を書いてるから、視覚的ではないんだよね。感覚的な物語。
マキリップ、エヴェンジェリン・ウォルトンが近い感じのファンタジーかも。方向性は違うんだけど、個人的にはデ・リントの「リトル・カントリー」、ジョーンズの「九年目の魔法」「デイルマーク王国史」は似た雰囲気あるんじゃないかと思っている。
ファンタジーといえば、タニス・リー気になってるんだけど、方向性似てたりするのだろうか。探してみようかな。

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    2017

05.12

読んだ本

最近ミステリばっかり読んでたから、久々にファンタジーあさったらすごい面白かった…
他にも読んだけど、今回はとりあえずファンタジーだけ

魔物のためのニューヨーク案内」ムア・ラファティ
解説でも紹介してますが、同じように魔法の世界の住人が経営している会社に就職してしまう、ニューヨークのOLが主人公の(株)魔法製作所シリーズ好きな人にはオススメ~~
ただしこっちは魔物なので、主人公はけっこうひどい目に遭います(笑)。
地方の仕事を辞めてニューヨークに帰って来たゾーイは、仕事のノウハウを売り込んで、ある会社でガイドブックを作ることになる。しかしそのガイドブックとは、魔物がターゲット層の商品だったのだ…という話。
とにかく同僚も取材先も魔物魔物!なのでゾーイは立場的には餌なのだ…なので、なんとか自分の身を守ったり、ヒエッとなる食事風景を見てしまったり、いろいろとヘビーなんだけど根性あるアラサー女な感じが面白い。

魔導の系譜」佐藤さくら
魔導の福音」同上
魔導士というものの地位が低い世界の話。系譜の方は魔導士が虐げられている国ラバルタの話で、福音の方は魔導が禁忌とされ、魔導士は魔物棲みとして処分されてしまう国エルミーヌの話です。
読みごたえは系譜の方がある感じ。天賦の才を持ちながら、魔力が低いために三流の名に甘んじているレオンが、自ら開いている私塾で、桁違いの魔力を有する少年ゼクスを預かることで運命が動いていく。師と弟子の愛憎渦巻く物語なんだけど、魂で結ばれてる感じが深くて泣ける。けっこう絆深めなので、ブロマンスっぽい感じがあります。
シリーズ全体では、魔導士という存在がどうしてこんなにも酷い扱いをされるのか…ということを考えていくような話かな~
日本のファンタジーってライトなものが多め(ラノベとか児童書とか)なイメージありますが、新人でけっこうがっつり書ける人出てきたなあって感じします。

血と霧」(全二巻)多崎礼
「夢の上」の多崎さんです。この人の話、わりと重いイメージがあって、鬱耐性ないと読むのしんどいかも。鬱々としてるわけじゃないんですが、ビターでちょっと喪失感がある作風なんですよね。
かといってひたすら血生臭く殺伐としてるわけでもなくて、キャラ描写も巧いし感動するところもあったりするんだけど、こう…手放しハッピーにはなり得ないというか…(ダメージ)
血そのものに価値があり、その濃度や能力によって階級が定められている国の話。探し物業を営むロイスは少年ルークの探索を頼まれたことを機に、国家間の政治的取引や王家の裏事情等を知ってしまい巻き込まれていくが、実はロイス本人にも重大な過去があり、その件についても暴かれていく…というストーリー。わりとバックに壮大な設定があるのですが、そっちには触れられずに終わってしまうので、設定のわりには巻数相応の話しか語られません。
主人公がわりといい歳の男で、仲間もいいキャラが揃ってて、ちょっとハードボイルドっぽい雰囲気がするスチームパンクっぽい話です。
情報量が多いので、頭の中で整理できるまでちょっと序盤混乱するかも。
お堅い印象が強いのですが、運命の女性グローリアと出会うシーンはめっちゃ可愛かった…(グローリアが)

紐結びの魔道師」乾石智子
前に出た短編集(オーリエラントの魔道師たち)の文庫版だと思ってスルーしてたら、再録は表題作のみ、あとは書きおろしのシリーズ短編集だと知って、慌てて買いました。
乾石さんの作品にしては、ライトでコミカルで楽しくて読みやすいです。エンス…はーかっこいい…乾石さんのキャラで一番好き。脳筋に見せかけて頭がまわるタイプとかめちゃくちゃ好みです。
紐を結ぶことによって使う魔法の話。ちょっと年代が飛んだり、魔道師は何百年も生きるので、そのあたりの話があったり。
巻末にシリーズの年表が載ってるので、年代順に読み直してみようかな~

以下ラノベ
ヒュプノスゲーム」鰤/牙
イラストがAKIRAさんで興味持って、おっさん&女子高生のエクソシスト物?何々…と思ったら、VRカネの人じゃないか…!
VRカネはなろうの方で読んだのですが、チート主人公の少年向けかと思いきや、ヒロインのターンはあれ、これ少女向けだった…?って思うほど心情がよく描かれていて&成長ものでめちゃくちゃ良かった…
ヒュプノスゲームは夢魔と、それと戦うエクソシストの現代ファンタジーです。AKIRAさんの描く女の子めちゃめちゃ可愛いんですけど…あとおっさんかっこいい
エクソシストは夢魔と同じステージで戦うために、自らも夢魔を住み着かせてそれを使役します。主人公の凌ノ井は優秀なエクソシストのおっさんで、ヒロインは夢魔に憑かれた被害者の女子高生・綾見。ヒロインが、ぼーっとしたタイプの子なんだけど根性あって可愛い。
ラストにかけて不穏な情報がどんどん出てくるな…?と思ったら、すごい衝撃的な展開で終わって次回に続くだった(笑)。続刊楽しみ~

サラファーンの星と風の名前も買ってあるんだけど、もうちょっと待ったら完結?一区切り?付くみたいなので、それから読もうかな…

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    2017

04.16

自分の10冊

自分にとっての「10冊」を挙げるならどれだろう?と思ったのでちょっと書いてみる


・マツの木の王子
幼少期の愛読書。身分差・恋愛・逆境・人と人外・奉仕の精神・せつないラスト…といろいろ要素詰まってるよね! 物語に心動かされるのをすごく感じた。

・クレヨン王国のパトロール隊長
幼少期の愛読書。クレヨン王国シリーズで初めて読んだのがこれだったかと。少年が試練を乗り越えて強くなる。せつなさとか生きる力とか、いろいろ感じた。ここからシリーズにはまる。

・キッチン
(児童書以外の)小説を読むきっかけ、そして書くきっかけになった本。しばらく吉本ばななにはまった。人と人のつながり、自分の役割。平易な文体で、ぐいぐい心に沁みてくる。

・月の影影の海
十二国記第一作。児童書ではない、こんなに面白いトリップものを読んだことがなかった。落として上げるカタルシス展開と主人公の成長要素がたまらない。他の著書も読みあさり、それがきっかけでホラー物も読むようになった。

・ななつのこ
加納朋子にはまるきっかけ、短編連作ミステリにだだはまりするきっかけになった本。人の死なない優しいミステリというのがジャンル化されてるんだなあと知った。作者にはまったおかげで新刊が待ちきれずハードカバー購入デビューし、財布の紐が完全にブチ切れた本散財の戦犯になった本。

・裏庭
ハリーポッターをきっかけに児童書ブームが巻き起こっていたころ、とあるサイトの紹介で出会った本。梨木香歩にはまるきっかけになった。国内の児童書を読みあさるきっかけにもなったが、幻想と現実のはざまをこんなにも絶妙に描く人は他にいなかった。

・魔法使いはだれだ
クレストマンシーシリーズの一冊。ジョーンズにはまるきっかけ、海外ファンタジーにはまるきっかけになった本。たくさんの要素をちりばめ、それを意外な方向に奇麗にまとめ上げる魔法のような手腕にどきどきして、憧れる。

・復活の地
小川一水にはまるきっかけ、そしてSFを読むきっかけになった本。主人公が酷い目に遭って鼻っ柱叩き折られて成長する展開は元々好きでもあったけど、背中を預ける関係・信頼で繋がる関係っていうカップリングに目覚めた(おそらく元々好きだったけど、好きなカップリングの根底にこの要素があるということを自覚した)。

・騎士の息子
ファーシーアの一族シリーズ第一作。創元推理文庫の長編ファンタジーを買いあさる原因になった本、そして創元推理文庫の値段に躊躇しなくなった本。こんなに重くてつらくてずしんとくるのに麻薬のように読んでしまうシリーズは初めてだった。つらくて泣いて、読んで、泣いて、また繰り返し読む。運命の重さ、愛とエゴの表裏一体、とにかく心を揺さぶられる話だった。

・自負と偏見
英文学の授業でオースティン(ノーサンガー・アベイ)と出会い、レポートを書くために読んだ。文学作品・古典というものに苦手意識がなくなった本。高潔さとプラトニックに痺れた。その後オースティンにはまる。

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    2017

04.16

読んだ本

ちょっとだけですが

嫌な女」桂望実
弁護士の徹子のところに、遠縁の夏子がやってくる。彼女はいつも自分が巻き込まれたトラブルをなんとかしてくれと来るのだが、相手はどう見ても夏子の詐欺の被害者だった。
この夏子が嫌な女で、主人公目線だとまたこいつか、と来るたびうんざりするんだけど、次は何をやらかしたんだ~と次第に気になってしまう女でもある。夏子のスタンスはずっと変わらないんだけど、主人公(と読者)の捉え方がちょっと変わるというのが面白い話です。
この作者、県庁の星とか、わりと読み口が軽いイメージがあったのですが、今作はけっこうがつんと読める感じでした。

本バスめぐりん。」大崎梢
書店・出版社系の作品が多い大崎さんですが、今回は移動図書館の話。
短編連作ですが、パズル系の謎とかではなく、どれもちゃんと移動図書館に絡めた話で面白かった。話によって別の巡回先に行くので、人間模様がまた変わるところも面白かったです!

以下まんが
金の国水の国」岩本ナオ
「町でうわさの天狗の子」の人です…!(そっちも面白かった)
ある敵対する両国が、友好のために国一番の美女と国一番の賢人を送り合う約束をする。しかし両国は互いに相手を出し抜こうとして…という話。
おとぎ話風なんだけどしっかり少女漫画で、ヒーローもヒロインも見た目はぱっとしない感じなんだけど誠実で芯があって知恵が回ってすごい良かった~~

ダンジョン飯 4」久井諒子
遂にドラゴンとあいまみえ、ファリンを救う第四巻。今回でいったん区切りはついたかな?ファリンおっとり系良い子っぽいので、この面子だと影が薄くなるのでは…?と思ったけど、さすがにライオスの妹だった(笑)。妙なズレっぷりがかわいいです。ライオスの兄さんっぷりにもぐっときた。
対ドラゴン戦なので今回けっこうシリアスだった。マルシルの魔術についてもシリアスな設定が絡んでるみたい。
シリアスで思い出したけど、久井さんが昔サイトで連載してた本格ファンタジーは書籍化しないのかな…?たしかあちこちの年代の話があったので、全体図が知りたい。

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    2017

01.29

読んだ本

久々のやつ
一年以上前に読んだやつとかもいろいろ混じってます


リンカーン・ライムシリーズ/ジェフリー・ディーバー
ボーン・コレクター」より始まる、犯罪捜査物のシリーズです。最新のスキン・コレクターまで読んだぞ!
がっつりボリュームで読むのに体力要るけど、作者がまたどんでん返しの作風が有名なので、今度はどう来るんだ~!?ってのが面白い。
主人公は元刑事のリンカーン。ある事件に巻き込まれて脊髄を損傷し、現在は四肢麻痺患者となっていますが、たびたび警察から協力を要請される安楽椅子探偵。
探偵ものというよりは、リアルタイムに事件が起こっていく&リンカーンの部屋が捜査本部みたいになるので、警察ものみたいなイメージの方が強いです。
主人公がめちゃくちゃアクが強くて嫌な奴(笑)だし、相棒の女刑事もまた個性が強い。その他捜査チームの面々も良いキャラしてて面白いです。ドラマっぽいというかけっこう映像的な作風かな。
何作目かにキャサリン・ダンスという人間嘘発見器な捜査官が出てくるんですが、彼女の話も独立してシリーズ化してて、そっちも面白いです。ダンスシリーズは人間関係がすごい複雑というか絶妙な感じが面白い。海外ものって恋愛展開はけっこう情熱的なイメージあったけど、これはめちゃくちゃ繊細です。

大尉の盟約」L・M・ビジョルド
ヴォルコシガンシリーズですが、シリーズ主人公のマイルズも結婚しちゃったしどうなるんだ?と思ってたら、今回は従兄弟のイワンが主役のいわゆるスピンオフです。
女の子を助けるために偽装結婚する!っていうベッタベタのシチュで来ました(笑)。
シリーズはキャラの魅力とか、知力でピンチを潜り抜けるっていう読み応えの部分も面白いけど、身分を隠してるけど実は貴族で、親父が戦争の英雄かつ王位継承権を持ってるっていう中二心くすぐりまくりな設定入ってるのが好きです(笑)。

しのぶ梅 着物始末暦」中島要
時代物です。短編シリーズものなんですが、七巻まで一気読みしました…面白いんだわこれ。
主人公は着物の洗いや染み抜きをこなす着物の始末屋、余一。とはいえ、話ごとにけっこう視点人物が替わるので、メインキャラの一人と言った方がいいかもしれません。
人間関係のトラブルや悩みを、着物の始末をきっかけに解決へと導いていくパターンが基本となります。依頼者の出番は一度きりというわけでもなくて、その後の人間関係とかキャラ同士が繋がっていく感じが面白い。
余一自身の悩みや秘めた過去なんかも出てきて、わりとほのぼの人情ものというだけでもない。あと恋愛模様もいろいろあって面白い。
一つ一つの話はそんなにインパクト強くないんですが、何話も重ねて魅力が見えてくる作家さんかな~と思います。気になったので他の著書も探してしまった。

スティグマータ」近藤史恵
自転車ロードレースのサクリファイスシリーズです! 今回はチカの話に戻りまして、ツール・ド・フランスを走ります。ドーピングでレースからは姿を消していたかつての英雄が復活し、波乱を巻き起こす。
チカはその彼から相談事を受けてしまい、またも事件に巻き込まれていく。ほんと巻き込まれ体質だな~チカ(笑)。
スポーツ物なんだけど、よくある爽やか熱血系と違ってこのシリーズはわりとサスペンスというか不穏な展開があって面白い。

プリズンホテル」(全四巻)浅田次郎
実は浅田次郎って読んだことなくて初でした。
この作品はヤクザが経営している、任侠専門ホテルの話。キャラものどたばたコメディなので、頭空っぽにして読むと良いと思います。そして不意に差し込んでくる人情話がまたいい感じ。
個人的にどうしても主人公の小説家が好きになれなくて(家庭環境に問題があったためにDV男に育った)、そこだけうむむと思いながら読んでいたのですが、最終巻ではまんまと泣いてしまった…
さすがに少し古い作風だしアリエナイ展開ばかりなのですが、リアルを求めない人にはおすすめ。古き良き感あって面白いです。

賢女ひきいる魔法の旅は」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/アーシュラ・ジョーンズ
ジョーンズってまだ著書あったの…未完の絶筆なんですが、妹さんが引き継いで話を完結させています。違和感なくまとめていて、あえて言うなら本人だったら最後にもう一波乱話膨らませてたかもしれないな~ってぐらい。
戦争時に使われた障壁の魔法によって、島同士の行き来ができなくなってしまった世界。主人公のエイリーンは、その障壁を打ち壊して人質にされた王子を助けるための旅に出ることになります。
ある種の型があるというか、各島からお供を一人ずつ連れるとか、聖獣の加護を得ていくって感じがおとぎ話っぽくて面白かった。主人公も、力がないと思われていたけど実は…っていうある種の王道。

以下まんが
とんがり帽子のアトリエ 1」白浜鴎
ネットでちょっと読みましたが、世界観がわくわくするのと絵がすごく綺麗なので刊行楽しみにしてました~
ファンタジーで魔法使いの話。この世界では魔法は秘匿されているもので、限られた人しか魔法使いになれないし魔法を使う瞬間も見てはならないとされている。
少女ココは好奇心から禁忌の魔法に触れてしまい、その結果魔法使いの見習いになることになる。人間関係で衝突したり、悪の組織?に狙われたり、わりと明るいばかりではないところも面白い。
魔法が呪文でなくて陣なので、使い方のアレンジとかわくわくします!

BEASTARS 1」板垣巴留
動物たちの学園もので、すごく独特な雰囲気があります。
肉食獣と草食獣が通う学園で、ある日草食獣の生徒が殺されてしまう。犯人がわからないまま肉食獣が疑われ、双方の集団間に亀裂が入る。
学園物でもあり部活物でもあり、動物の本能について描かれてもあり、どういう方向にいくか読めなくて不思議な雰囲気。続きが気になる~

乱と灰色の世界 7」(完結)入江亜季
最終巻です。事件を機に、乱の子供時代は終わってしまったんだ、ってわかるのがすごい衝撃的だった。
自分のしたいこと優先で飛び回っていた乱が悲しみを乗り越えて成長して、その乱を支えるためにガキ大将だった日比も大人になるのがすごい良い…日比かっこよすぎる…
めちゃくちゃ大人びてしまった乱が、日比の前だと等身大の女の子に戻るのもまた可愛い。
ラストはハッピーに終わるんだけど、何度読んでも泣ける。身体が大きくなって好きなことができること、が大人になることだと思っていた乱が、大人になるとはどういうことなのかという問いに向き合って答えを出したのが尊い。

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